深センOEM代行|PC・ABS筐体の透明・マット仕上げを量産で再現する方法

中国OEMで電子製品の筐体を作るとき、「黒いPC+ABS」「表面はマット」とだけ伝えても、期待する外観にはなりません。同じ材質名でも、樹脂グレード、表面シボ、塗装、金型状態、成形条件によって色・光沢・手触りは大きく変わります。

結論:材質名ではなく、色、透過性、光沢、表面処理、傷の許容範囲を見本と数値で決め、承認サンプルを量産検品の基準にします。

PCとABS、PC+ABSを選ぶときの考え方

必要な耐衝撃性、耐熱性、寸法安定性、外観、コストを整理して候補材料を選びます。LEDを内蔵する製品では、完全遮光、半透明、光を拡散させる仕上げなど目的も伝えます。材質の最終決定は、用途と安全要件を踏まえて設計担当者と工場で行ってください。

見積もり時に指定したい項目

  • 樹脂メーカー、グレード、色番号
  • 再生材の使用可否と混合率のルール
  • 透明、半透明、遮光などの透過条件
  • 鏡面、シボ、マット塗装などの表面仕様
  • ロゴの方法:印刷、レーザー、成形、シール
  • ゲート跡、ウェルドライン、バリ、色むらの許容限度

「マット仕上げ」は複数の方法がある

金型表面のシボ、樹脂そのものの質感、塗装、コーティングでは、見た目だけでなく耐傷性や量産ばらつきも異なります。写真だけで決めず、実物プレートまたは筐体サンプルを確認しましょう。手で触れる製品は、指紋の付き方やアルコール清拭後の変化も確認します。

ゴールデンサンプルを作る

最終承認したサンプルには日付、版番号、部品番号を付け、発注側と工場側で同じものを保管します。量産前サンプルから変更した点は一覧化し、金型修正、色、印刷位置、組立状態を再承認します。「前回と同じ」は基準にならないため、図面とサンプルをセットで管理します。

量産検品のチェック項目

  1. 標準光源の下で色差と光沢を比較
  2. 正面・側面・裏面ごとに外観不良を確認
  3. 嵌合、ネジ締め、隙間、段差を確認
  4. LED点灯時の光漏れ、透け、明るさむらを確認
  5. 印刷の位置、密着、擦れを確認

発光製品で注意したい外観と透過性

発光する生活家電の中国OEMでは、消灯時の高級感と点灯時の光の均一性を両立させる必要があります。黒、白、ブラウンなど同じ色名でも、顔料の配合と肉厚によって透過率が変わります。また、光沢面とマット面では光の拡散と見え方が異なります。色見本だけでなく、実際のLED、基板、内部構造を組み込んだ状態で確認してください。

確認条件 見るポイント
消灯・明所 色むら、ウェルドライン、傷、指紋
点灯・明所 発光範囲、ロゴ周辺の光漏れ
点灯・暗所 ホットスポット、明るさむら、内部部品の影
長時間点灯後 温度上昇、変色、筐体変形

よくある質問

同じ金型で光沢とマットを比較できますか?

塗装や後加工で比較できる場合もありますが、金型表面のシボで仕上げる場合は条件が異なります。修正可能範囲と追加費用を金型着手前に確認してください。

再生材を使うと必ず外観が悪くなりますか?

一概には言えませんが、色、透過性、物性のばらつきに影響する可能性があります。使用可否と比率を仕様書で固定し、必要な評価を行います。

深センの電子製品OEMでは、基板と筐体を別工場で作ることも多いため、寸法と変更情報の連携が重要です。China2JPの深センOEM・仕入れ代行検品サービスでは、量産前後の確認を支援しています。