アクセサリーOEMの検品では、傷の有無だけでなく、左右一組、石留め、ポスト・丸カン・留め具、寸法、メッキ色、台紙・包装まで確認します。小さな商品ほど部品点数が多く、外観不良と使用上の不良を同じ基準で扱うと、重要な問題を見落としやすくなります。
本記事では、ピアス、イヤリング、ネックレス、リング等の中国OEMに使える検品チェックリストと、不良区分、抜取・全数確認、報告書、再作業の決め方を整理します。検品を含む一括支援は「中国アクセサリーOEM・仕入れ代行」をご覧ください。
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Toggle検品前に「合格品」を定義する
量産後に初めて品質基準を決めると、工場と発注者で判定が分かれます。図面、BOM、承認サンプル、色見本、包装仕様、変更履歴をそろえ、どの版を量産基準にするか明記します。外観は、観察距離、照明、時間、角度、限度見本を決めると判定が安定します。
「目立つ傷は不可」のような表現だけでなく、正面・側面・裏面等の面区分、傷の大きさ・数、使用上見える範囲を具体化します。ただし、鋭利部や金具外れ等の安全・機能不良は、傷の大きさとは別基準で扱います。
重大・主要・軽微の不良を分ける
| 区分 | 考え方 | 例 |
|---|---|---|
| 重大不良 | 安全、法令、誤表示等に関わる | 鋭利部、誤った重要表示、異物等 |
| 主要不良 | 使用不能、脱落、明らかな商品価値低下 | ポスト外れ、石落ち、留め具不良、著しい変形 |
| 軽微不良 | 使用には影響しない小さな外観差 | 限度内の微細傷、わずかな研磨差等 |
実際の区分は商品構造、販売価格、対象顧客、社内基準に合わせて作ります。分類名だけを決めるのではなく、代表写真と処置方法を紐付けます。
アクセサリーOEM検品チェックリスト
1. 数量・品番・左右組み合わせ
- 発注数量、色別・サイズ別・SKU別数量
- ピアス・イヤリングの左右一組と向き
- 本体、チェーン、金具、予備キャッチの組み合わせ
- 商品、台紙、袋、箱、ラベルの品番一致
- セット商品と同梱物の不足・重複
2. 外観・仕上げ
- 傷、凹み、打痕、変形、バリ、鋭利部
- 研磨むら、溶接跡、接着剤、汚れ、指紋
- 左右差、装飾位置、正面方向、対称性
- ロゴ、刻印、レーザー、印刷の位置と可読性
- 承認サンプルとの外形・光沢・質感差
3. 寸法・重量
- 全長、幅、厚み、内径、チェーン長さ
- ポスト径・長さ、フック線径、丸カン寸法
- トップ位置、アジャスター、留め具寸法
- 完成重量、左右重量差、セット重量
- 測定器、測定位置、公差、記録単位
4. 石・装飾
- 石の種類、色、寸法、向き、数量
- 欠け、傷、曇り、混在、左右色差
- 石の傾き、浮き、爪の掛かり、接着剤
- チャーム、パーツ、ビーズの順序と接続
- 支給石の使用数、予備数、回収数
5. 金具・機能
- ポスト、フック、丸カン、チェーン接続部
- キャッチの保持、クリップ、ネジバネの開閉
- カニカン、引き輪、アジャスターの動作
- ヒンジ、フープ、リング等の可動とロック
- 接続部の緩み、外れ、変形、引っ掛かり
6. メッキ・表面処理
- 色、光沢、左右差、部品間差、ロット差
- むら、曇り、変色、剥がれ、ピンホール
- 凹部、裏面、チェーン、接続部の処理
- 可動部への処理による固着や動作不良
- 商品同士・台紙・袋との擦れ
7. 包装・表示
- 台紙への固定、ポスト保護、絡み・擦れ防止
- 袋、巾着、箱、緩衝材、乾燥材の仕様
- ブランド、品番、JAN、FNSKU、注意表示
- ラベル位置、向き、印字、読取り、貼付状態
- 内箱・外箱数量、カートン表示、梱包強度
抜取検品と全数検品の使い分け
抜取検品はロット全体の品質傾向を効率的に判断する方法です。一方、左右組み合わせ、個体ごとの石落ち、ポスト曲がり、ラベル照合等は、商品構造やリスクによって全数確認が必要になる場合があります。
| 確認方法 | 向いている項目 | 注意点 |
|---|---|---|
| 抜取確認 | 寸法分布、外観傾向、包装状態、ロット判定 | サンプル数と合否基準を事前設定 |
| 全数確認 | 左右組み合わせ、重要機能、個別ラベル等 | 作業方法、再汚染・再傷防止、費用 |
| 工程内確認 | 石留め、溶接、メッキ前外観等 | 完成後に見えない箇所を早期に確認 |
全数検品を行っても、測定方法や作業環境が不適切であれば品質は安定しません。何を、誰が、どの道具で、どの基準により確認するかを作業指示にします。
検品報告書に必要な内容
- 商品名、品番、PO、ロット、検品日、場所
- 発注数量、完成数量、検品数量、抽出方法
- 基準書・承認サンプル・図面の版数
- 確認項目、測定結果、合格・不合格数量
- 不良区分、代表写真、発生位置、傾向
- カートン、個装、ラベル、数量の写真
- 総合判定と出荷可否、保留事項
写真は全体と拡大をセットにし、定規や比較物を入れると不良の位置と大きさが伝わります。良品写真も残すことで、次回生産の基準になります。
不合格時の処置を先に決める
不良が見つかった場合は、選別、補修、部品交換、石の留め直し、再メッキ、再包装、再製作のどれが可能かを判断します。補修品は、補修後に同じ基準で再検品します。原因と影響範囲を特定せず、見つかった数個だけを直すと、未確認品に同じ問題が残ります。
- 不良品を隔離し、数量とロットを記録する
- 原因工程と影響範囲を工場に確認する
- 選別・補修・再製作案と日程を比較する
- 発注者の承認後に処置を実施する
- 再検品結果と是正内容を保存する
量産前に不良を減らす方法
- 承認サンプルと図面の差をなくす
- 左右一組、色、石、金具をBOMで管理する
- 初回量産時に工程内確認を入れる
- メッキ前に研磨・溶接・バリを確認する
- 石留め・金具・包装の作業見本を用意する
- 量産途中の仕様変更を版管理する
検品は不良品を選別するだけでなく、次回の発生を減らすための記録です。工場選定と仕様管理から一貫して行うことで、出荷直前の手戻りを抑えられます。
相談時に送る情報
- 商品写真、図面、BOM、承認サンプル情報
- 数量、SKU、希望検品日、出荷予定日
- 重大・主要・軽微の基準と限度見本
- 抜取・全数確認の希望範囲
- 個装、ラベル、カートンの仕様
検品仕様が未作成でも、商品構造と販売条件から確認項目を整理できます。アクセサリーOEM・検品相談フォームからご相談ください。
量産前にアクセサリー検品基準を整理します
参考写真・デザイン・希望数量をお送りください。工場調査、MOQ・価格確認、サンプル、量産管理、検品、日本納品まで日本語で対応します。
代行手数料 原則5%
月額契約不要
写真1枚・数量未確定の段階でもご相談いただけます。
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